228事件展示会の今日的意義(0411@川口)

NPO法人埼玉県日台親善協会は、4月11日土曜日、埼玉県川口市のフレンディアにおいて、「台湾228国家記念館ポスター展」を開催します。
以下、同展示会についてのメッセージを記します。

228事件の今日的意義

1945年8月15日、日本は敗戦し、本土は米軍に、台湾は中華民国軍に占領統治されることになりました。50年来、同じ国、社会を築いてきた本土と台湾は、異なる歴史の道を歩むことになります。

1947年2月28日、台湾では、台湾人による中華民国による統治への大規模な抗議蜂起が発生します。しかし、蜂起は1週間から約10日で鎮圧され、一般市民やエリートが約2万人以上、殺害されました。

228事件の内容は、日本社会に伝わりますが、国民党政府による戒厳令下の統治が続く中、国も経済の交流は進めますが、228事件など社会の負の側面に触れることは少なく、日本社会で事件に対する認識は広がることはありませんでした。

台湾では1987年に戒厳令が解除され、228事件について、全容の解明が進み、政府が謝罪し、社会全体で事件に対する認識が広がりましたが、加害者に対する処罰はなく、被害者と加害者が同居する社会という状況下、事件について論じること、活動することは必ずしも容易ではありませんでした。

台湾では1991年以降、憲法停止状態が解かれ、政治社会の民主化が進みます。日本社会との間で、人的往来のみならず、さまざまな情報の共有が進みますが、台湾社会の基盤と言える歴史や制度などに対する理解は必ずしも進んでいません。あくまで観光、娯楽文化のレベルでの交流が主であるとも言えます。

今回、当協会により、台湾の228国家記念館のポスター展が行われることは、79年の間、受容されることのなかった台湾の歴史と社会に、日本社会があらためて対面するという意義があると考えます。戦後の台湾と日本の双方の社会の関係を深化せしめる機会であると考えます。
私たちは、このことの喜びと誇りを胸に抱き、新たな時代に適した日台双方の社会の交流を進めるべく歩み始めます。ぜひとも、我々の活動にご理解とご支援を引き続き賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

梓弓 春は来にけり 両邦(ふたぐに)の 花のさかりと 世はなりにけり

2026年4月吉日
            NPO法人 埼玉県日台親善協会 一同

※ポスター展は、11時~16時。1350より、留日台湾人の若い方のトークイベントがございます。
※入場無料で、出入り自由です。

ぜひご来場くださいませ。


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